学力アップのために必要なこと ~中学生編~

今回は中学生の学力アップのために必要なことをお話します。
こちらは、保護者の方よりもどちらかというと中学生の方本人に見てもらいたい内容です。



1.学校の授業をおろそかにしない!


ものすごく当たり前のことなのですが、割りと見逃しがちなことなので書かせてもらいました。
まず中学生は毎日部活だったり習い事だったりでまとまった勉強時間を家庭でとろうとしてもなかなか難しかったりします。
ですが、考えてみて下さい。
学校では毎日4~5時間は勉強しているんですね。
その4~5時間の勉強時間の間に、きちんと集中して先生の話を聞けていますか?
ぼーっとしていたり、居眠りしてたりしませんか?
きちんと授業を聞いていないのに、家や塾で一生懸命勉強しても本末転倒です。
逆を言うと学校の授業内容をきちんと理解できていれば、その分家庭での学習時間は少なくて済みます。

2.自分のニガテを知ろう!


学力アップとは、究極的にはできないことをできるようになる、ニガテをトクイに変えていくことでもあります。
ただ、勉強が苦手な中学生のほとんどは、自分が何が苦手なのかも分からない子がとても多いです。
このような状態で闇雲に勉強しても成績は伸びません。
まずは、自分ができるか、できないかをしっかりと認識することが大切なのです。
その上で、どの科目でも構いませんので、自分が家庭で学習する際に、これが苦手だな、という内容をできるようになるまで重点的に学習してみてください。
それができるようになれば、学力アップは目前です。

とは言っても、自分の苦手を見つけるのなんて、どうすればいいの?と思われるかもしれません。
そういう場合は、付箋でもボールペンでも構わないので、教科書や問題集に自分のできなかった問題、間違えた問題に印をつけておきましょう。
その場で解決しなくても大丈夫なので、自分がこれができなかったよ、ということが後から分かるようにしておけばそれでOKです。

3.くり返しやる、できるまでやる、が勉強の基本!


自分の苦手をきちんと知ることができれば、あとはそれを一つずつ解決していけばいいだけです。
ただ、苦手な内容なので、少し勉強しただけでいきなりできるようになる、ということは基本的にはありえません。
また、人間は忘れる生き物なので、その日できたことが、次の日にはできなくなっている、ということもよくあります。
それを解決するためには、毎日継続してやり続けることが一番の近道なのです。

例えば、数学の方程式の計算が苦手だったとしましょう。
きちんとできるようになるためには、1日20分~30分、同じ計算問題でいいので、1週間続けてやってみてください。
本当に苦手な子は、1日目にできたとしても、次の日にそのやり方を忘れてまたできない、となっているはずです。
問題は、ここできちんと続けられず、勉強してもできるようにならない、覚えられないと諦めてしまう子がとても多いことです。
同じことを言いますが、人間は忘れる生き物です。
忘れて覚えて、忘れて覚えてをくり返すことで、本当の記憶・定着につながるのです。
ですから、まずは1週間、毎日続けてみてください。

そして、こうやって覚えたことは、逆にとても忘れにくくなります。
まさにニガテがトクイに変わる瞬間ですね。