学力アップのために必要なこと ~小学生編~

今回は学力アップという、かなりざっくりとした話になります。
お子さんの学力向上に悩んでいるお父さん、お母さんは、まず以下のポイントが重要であるということを意識しておいてください。

1.何はともあれ、学習習慣をつける

そんなこと当たり前だろ、と怒られてしまうかもしれませんが、学力アップのためには学習習慣の確立が必須です。
習慣化のためには、毎日、時間を決めて学習ができるように、生活習慣を整える必要があります。
今日はこの時間、明日はこの時間という風にその日その日で気まぐれに時間を取るよりも、毎日この時間からこの時間までは勉強する時間、と決めてしまった方が、学習習慣としては身につきやすいようです。
また、何度叱っても学習習慣が身につかない、勉強しようとしないという保護者の方もいらっしゃると思います。
当たり前ですが、自然と学習習慣が身につくなんていう楽なことはありません。
学習習慣が身につくまでは、保護者の方が同じ時間机の横で学習を見てあげるということも必要です。
ただ、その場合でも、お子さんに指導をする必要はありません。
隣で勉強の進み具合を見つつ、たまに質問をしてくるようであれば答えてあげるだけで大丈夫です。
逆に指導をしようとすると喧嘩のもとになるため、あえてそこは我慢してください。

2.勉強する理由付けをしてあげる

人間は何か行動をする時、理由なく行うということはほとんどありません。
食事をするのはお腹が減るからですし、仕事をするのはお金を得るためです。
では、お子さんが勉強をする理由とは何でしょうか?
高校や大学受験の為に勉強する、というのは割りと明確な理由で、だからこそ中3生や高3生は特に保護者が何も言わなくても勉強をします。
ところが、小学生のお子さんにとって受験というのはかなり先の話で、まだそういうことが意識できない子の方がはるかに多いです。
実は、小学生の勉強する理由は大きく分けて2つあって、1つは勉強が楽しいから、2つ目はお父さん、お母さんが褒めてくれるからです。
意外と思うかもしれませんが、勉強を楽しいと感じているお子さんは多いです。
これは特に低学年のお子さんに顕著にあらわれていて、学年が上がるごとに勉強は楽しくなくなってくるようです。

これは僕の考えですが、勉強が楽しい≒勉強が分かる ではないかと考えています。
少なくとも、勉強ができないのに楽しいと感じるお子さんは少ないでしょう。
少しでもお子さんが勉強に躓いているように感じたら、早めに対処して苦手をなくしてあげてください。
苦手なところが増えるほど勉強が楽しくない、勉強をやりたくないという気持ちが強くなってきます。

また、お子さんにとっては褒めてあげるというのも大事です。
ただ、闇雲に褒めても逆効果ということは多いので、褒め方にも注意が必要です。
お子さんの学力アップの為には、結果よりも行動を褒めてあげるようにしてみてください。

例えば、お子さんがテスト前に一生懸命勉強して100点をとったとします。
褒め方としては、100点をとったことではなく、100点をとるために一生懸命勉強したことに焦点を当てて褒めるのが正解です。
この褒め方に関してはまたどこかで詳しく書けたらと思います。